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大山とうふ料理 壽豆路亭

戦中、金属類回収令により、大山のケーブルカーやレールの鉄、玉垣の真鍮が供出されました。
しかし、昭和40年代、大山ケーブルが復興。
和仲荘の目の前の「鈴川」に線路が敷かれ、車両が運ばれていくのを、女将は記憶しています。
(※現在は、ヘリコプターでケーブルカーを山頂へ運べるようになりました)

大山の歴史を人生と共に見続けている、和仲荘女将の存在は希少です。

交通の便が発達し、日帰りの参拝の方、観光の方々が増えてきました。
大山ならではのお食事でお昼のおもてなしができないか・・・と
女将が提案したのは、大山の美味しい豆腐を使った、「大山とうふ料理店」でした。

当時、「宿坊」でも家庭の食事でも、おとうふは奴(ヤッコ)が一番とされてきました。
湯豆腐は用意が大変!美味しいのだからそのままの手を加えない食べ方=奴が主流でありました。

「豆腐料理なんて!」
と地元の人から言われたそうです。

こうして女将は、先代のお義母様から受け継いだ大山伝統料理ととうふ料理を提供する店
「壽豆路亭」(すずろてい)という屋号のお食事処を開きました。